データ入力代行などの BPO（業務委託）事業を拡大する。日本で受託した BPO に専門で対応する中国拠点を従来の1カ所から四カ所に増やし、近隣の大学など 25 校と入力要員養成で協力する契約を結んだ。要員を将来的に合計で 1000 人規模に倍増させる。日本の同業者より割安なデータ入力への引き合いが強いことに応える。拡大するのは「チャイナソーシング」と名付けた BPO サービス。企業の顧客情報や売掛金、給与などのデータを暗号化して中国に送り、入力・加工して日本の顧客に送り返す。10 年に前年比で倍増の２億円の売り上げを目指す。
SWLは上海市近郊の江蘇省太倉市に専門のデータ入力拠点を置き日本市場に参入。中国 4 拠点の近隣などの単科大学や専門学校 25 校と協力することを決めた。学校側はデータ入力などの業務を、カリキュラムの一部として取り入れる。空き時間や卒業後に学生を動きやすくする。3 校を「基地校」と位置付け、新設のデータ入力 3 拠点はそのキャンパス内に開いた。現在は太倉市の拠点を中心に日本専門の BPO 要員を 500人抱えており「日本の同業者の 3 分の 1 の価格でサービスを提供できる」強みを生かし、受注を拡大する。